リリースノート(3.2.6)

WEXAL® Page Speed Technology(以下、PST)の新機能と以前のバージョンからの変更点です。

3.2.6

改善

  • 最新のWordPressにおいて、wp remove emojiディレクティブが正しく動作しない不具合を修正しました。
  • 以下の全ての条件に該当する場合にengagement delayの戦略が正しく生成されず、Webサイトの表示に影響はありませんが、戦略が正しく生成されないことによりPageSpeed Insight等のスコアが上がらないことがある不具合を修正しました。
    • WEXAL Reverse Proxy Limited Editionである、または、pst initコマンドで --reverseproxy オプションを指定したプロファイルである。
    • リバースプロキシのFQDNとオリジンのFQDNが異なる、または、pst initコマンドで --origin オプションを指定したプロファイルである。
    • バージョン 3.1.0以降である。

3.2.5

改善

  • pst lighthouseコマンドが正しく動作しない不具合を修正しました。
  • PST Managerよりリソース最適化の設定を保存するとリソースの最適化が自動で行われなくなる場合がある不具合を修正しました。

3.2.4

改善

  • WEXAL Reverse Proxy Limited Editionにおいて、セットアップ画面の遷移が正しくない不具合を修正しました。

3.2.3

変更点

  • KUSANAGI 9において、KUSANAGI仮想マシンで使用するPHP (ホストPHP) とは別のバージョンのPHP (PHPコンテナ) をプロファイルで実行する kusanagi containerコマンドに対応しました。この機能には kusanagi-biz-2.1.8-1 以降が必要です。

3.2.2

改善

  • PST Managerの翻訳関数を改善しました。
  • インスペクターの表示を改善しました。
    • URLの一覧に存在しないWebページが表示される不具合を修正しました。pst initdbコマンドを実行してURLの一覧を削除してから、再度インスペクターによる検証を行ってく ださい。
    • WebページやリソースのURLをリンクとして表示するように改善しました。
    • HTTPのURLについてはMixed Contentの警告を表示しないように改善しました。

3.2.1

改善

  • PST Managerよりプロファイルを追加した後の画面遷移が正しくない不具合を修正しました。
  • WebサイトのURLがhttpの場合に最適化戦略が生成されない不具合を修正しました。

3.2.0

新機能

  • インスペクターにより、オリジナルのWebページとPSTを有効にした結果を比較して、HTMLとリソースの整合性を検証できるようになりました。
    • インスペクターはPST Managerから有効化・無効化します。
    • HTMLとリソースの整合性の検証結果はPST Managerで確認します。

改善

  • PST ManagerにおいてHTTPのExpiresヘッダーが90日ではなく、誤って90秒となっていた不具合に修正しました。

3.1.30

改善

  • pst optコマンドやPST Managerから最適化を実行する場合、最適化が完了しているスクリプト、および、スタイルシートのリソースに対しても繰り返して最適化を実行してしまう不具合を修正しました。リソース監視サービスによって最適化を実行する場合や、最適化の内容そのものには影響はありません。

3.1.29

改善

  • PHP 7.4の環境でPST Managerが正常に動作しない不具合を修正しました。

3.1.28

改善

  • puppeteerのプロファイルが一時ディレクトリ(/tmp)に残る不具合を修正しました。
  • Contact Form 7の自動検出を改善しました。Contact Form 7が使われているページではAIが自動的にContact Form 7に関するJS/CSSの戦略を適用しないようなります。

変更点

  • 使用しているpuppeteerのアップデートによる変更に対応しました。

3.1.27

改善

  • KUSANAGI 9 でNode.js 18を使用した場合に、ログがローテートされない不具合を修正しました。
  • プロファイルと一時ディレクトリ(/tmp)が別のファイルシステムの場合に、リソースの最適化が行えない不具合を修正しました。
  • PST Managerを日本語表示にした場合に、URLに誤りがあったのを修正しました。

3.1.26

変更点

  • KUSANAGI 9 でNode.js 18に対応しました。KUSANAGI 8 は引き続きNode.js 16を使用します。

3.1.25

改善

  • PST ManagerのダッシュボードにKUSANAGIのプロファイルが重複して表示される場合がある不具合を修正しました。

3.1.24

改善

  • PST Managerを英語表示にした場合に、アップデートがあるとダッシュボードが正常に表示されない不具合を修正しました。
  • PST ManagerからPSTの初期設定を開始した場合に、初期設定の完了後のダッシュボードが正常に表示されない不具合を修正しました。

3.1.23

新機能

  • PST Managerが英語表示に対応しました。ブラウザの言語で日本語以外の言語を優先する設定にしている場合、英語で表示します。

変更点

  • WEXALサービス起動時にカーネル・パラメータの値が以下よりも低い場合に自動で設定するように変更しました。
    • fs.inotify.max_queued_events = 65535
    • fs.inotify.max_user_instances = 65535
    • fs.inotify.max_user_watches = 1048576

3.1.22

改善

  • PST(2.x)から移行する場合に、プロファイルの初期設定に失敗する不具合を修正しました。

3.1.21

変更点

  • 使用しているpuppeteerのアップデートによる変更に対応しました。

3.1.20

変更点

  • APIサービスの設定を変更しました。

3.1.19

改善

  • pst removeコマンドがwatchを停止していない不具合を修正しました。

3.1.18

変更点

  • 最適化戦略の生成によってGoogle AdSenseのアクセス数が増加しないように変更しました。

3.1.17

新機能

  • リソース監視サービスが新しくなりました。
    • リソース監視サービスによるメモリ消費を削減しました。
    • リソース監視サービスのパフォーマンスを改善しました。
    • リソース監視サービスのログをPST Managerに追加しました。

改善

  • pst lighthouseコマンドがKUSANAGI 9で動作しない不具合を修正しました。
  • LAMPのKUSANAGIプロファイルが存在する場合に、PST Managerで出力されるワーニングを修正しました。
  • 特定の環境でwp_remove_metaディレクティブが動作しない不具合を修正しました。

変更点

  • PSTログは廃止になりました。リソース監視サービスのログを使用してください。

3.1.16

改善

  • 空きメモリが2GB未満の場合、戦略が生成されない不具合を修正しました。

3.1.15

新機能

  • PST ManagerでKUSANAGIのプロファイルを管理できるようになりました。ホスト名(FQDN)の確認、fcache/bcache/ratelimitの有効/無効、SSLの設定を行えます。PSTのプロファイルにも対応しています。bcacheはWordPressのプロファイルのみ変更できます。
  • PST ManagerよりKUSANAGIのプロファイルを追加(プロビジョン)できるようになりました。プロビジョンはWordPressのみ対応しています。
  • PST ManagerよりKUSANAGIのプロファイルを選択してPSTを利用開始(pst init)できるようになりました。
  • pst optコマンドを実行した際に、最適化対象となったファイルの一覧を出力します。
  • pst purgeコマンドを実行した際に、パージ対象となったファイルの一覧を出力します。

改善

  • pstコマンドで発生していた不具合を修正しました。

変更点

  • PST Managerのリソースの最適化・最適化済リソースの削除を、基本設定タブからリソース最適化タブに変更しました。
  • 使用しているPythonモジュールをアップデートしました。
  • pst optコマンドで存在しないファイル/ディレクトリを指定した場合はエラーになります。
  • pst purgeコマンドで存在しないファイル/ディレクトリを指定した場合はエラーになります。

3.1.14

改善

  • AMPが有効なWebページに不要な文字列が出力される不具合を修正しました。

変更点

  • 使用しているPythonモジュールをアップデートしました。
  • 空きメモリが2GB未満になった場合、事前に起動していたpuppeteerが使用するブラウザを終了するように変更しました。また、その後に空きメモリが2GB以上になった場合は、再度puppeteerが使用するブラウザを事前に起動します。

3.1.13

改善

  • リソースを含まないページがある場合に、PST Managerでリソースヒントを表示できない不具合を修正しました。

3.1.12

新機能

  • KUSANAGI 8のPHP 8.0に対応しました。

改善

  • pst.config.yamlのlua > config > waituntilが有効にならない不具合を修正しました。

3.1.11

改善

  • pst purge expiresコマンドがエラーとなる不具合を修正しました。

3.1.10

変更点

  • pstコマンドのログをローテートするように変更しました。

3.1.9

新機能

  • PST Managerにヘルスチェックの表示を追加しました。以下の全てを満たした場合に正常と表示します。
    • PSTがonである
    • watchがonである
    • トップページに対してpc/mobileの最適化戦略が生成されている
    • 最適化戦略とリソース最適化のキューが空である

改善

  • WEXAL Reverse Proxy Limited Editionのセットアップ画面の不具合を修正しました。

3.1.8

新機能

  • ブラウザ環境を判断する要素としてUser-Agent Client Hintに対応しました。

改善

  • PST Managerのディレクティブ除外設定に複数の値を設定した場合に、正しく除外するように修正しました。
  • pst opt all/image/js/cssコマンドで--priorityが有効にならない不具合を修正しました。

3.1.7

改善

  • pst config crawlコマンドが動作しなくなる不具合を修正しました。

3.1.6

新機能

  • PST Managerでproxy/webfontのログを確認できるようになりました。リバースプロキシではreversproxyのログも確認できるようになりました。

改善

  • nginxのerror.logに不要な出力がされないように修正しました。
  • リバースプロキシにおいて、まれにdbname/dbuser/dbpassに無効なランダム文字列を生成してしまう不具合を修正しました。

3.1.5

改善

  • PSTが無効の場合、pst config crawlコマンドがエラーとなるようにしました。
  • global_excludedに指定したディレクトリの末尾に / がある場合に、正しく除外するように修正しました。
  • リバースプロキシにおいて、オリジンに画像/CSS/JSのコンテンツがない場合に404を返すように修正しました。
  • proxyディレクティブにおいて、オリジンに画像/CSS/JSのコンテンツがない場合に404を返すように修正しました。
  • PST ManagerでPSTログが表示されない不具合を修正しました。

変更点

  • lazy loadディレクティブが有効なのは、img要素とiframe要素にのみになりました。従来のJavaScriptベースのlazy loadに替えて、loading属性に"lazy"を設定します。
  • lazy loadディレクティブが有効でなくても、proxyディレクティブを最適化戦略に使用できるようになりました。
  • リバースプロキシが最適化対象のリソース以外はローカルに保存しないように変更しました。
  • proxyディレクティブが最適化対象のリソース以外はローカルに保存しないように変更しました。

3.1.4

新機能

  • PST ManagerでプロファイルのFQDNが確認できるようになりました。
  • PST ManagerでリバースプロキシのFQDNとリバースプロキシ先が確認できるようになりました。
  • 最適化戦略サービスのカスタマイズが新しくなりました。
    • カスタマイズはPST設定ファイルの lua > dynamic > config から行います。
  • LCP(Largest Contentful Paint)の画像のpreloadを、戦略生成時ではなくページを表示する際に判断するようになりました。
  • 外部リソースのDNSの名前解決の最適化を、戦略生成時ではなくページを表示する際に判断するようになりました。また、preconnect属性はページで最も参照が多いhrefに対してのみ生成します。

3.1.3

改善

  • KUSANAGI 9 のリバースプロキシにおいて、fcacheを有効にした場合にエラーとなる不具合を修正しました。
  • pst config clusterコマンドにおいて、戦略がクラスターに分類できない外れ値がある場合はdavid.outlier.config.yamlを生成するように修正しました。

3.1.2

新機能

  • KUSANAGI 9に対応しました。
  • pst config crawlコマンドとpst config clusterコマンドを追加しました。新しい最適化戦略サービスに合わせた、従来のpst config aiコマンドに代わるコマンドです。
  • pst statusコマンドにリソース最適化と最適化戦略の状況を表示するように追加しました。

改善

  • 特定の条件においてHTTPレスポンスが空になってしまう不具合を修正しました。

変更点

  • pst config aiコマンドは廃止になりました。pst config crawlコマンド、および、pst config clusterコマンドを使用してください。

3.1.1

改善

  • 最適化戦略にLCPが反映されない不具合を修正しました。

3.1.0

新機能

  • 最適化戦略サービスが新しくなりました。
    • puppetterによりブラウザでのWebページの表示を再現する際、クロールをしないことでWebページ毎に最適化戦略を生成する性能を改善しました。
    • Webページの表示を再現するための保存するデータを減らすことで、最適化戦略データベースの容量を削減しました。
    • 空きメモリが2GB以上ある場合、puppeteerが使用するブラウザを事前に起動しておくことでWebページの表示を再現するまでの時間を短縮します。空きメモリが2GB未満の場合、従来通り、Webページの表示を再現する時にブラウザを起動します。
    • PST 3.1.0以前からアップデートする際に最適化戦略を初期化します。これに伴い、一時的にPST Managerの「engagement delay適用除外設定」が表示されなくなりますが、最適化戦略が生成されると再度表示されるようになります。

改善

  • wp shorten urlディレクティブが無効の場合にengagement delayディレクティブで発生する不具合を修正しました。
  • proxyおよびwebfontでリソースを取得する際に、リクエスト元のHTTPヘッダを継承するように修正しました。

変更点

  • puppetterによりブラウザでのWebページの表示を再現する際、使用するユーザーエージェントをLighthouseに合わせました。
  • wp shorten urlディレクティブを最適化戦略にデフォルトで適用しなくなりました。

3.0.2

新機能

  • 新しいバージョンのPSTがリリースされている際に、PST Managerにメッセージが表示されるようになりました。

3.0.1

改善

  • PST Managerでプロファイルが存在しない際に何も表示されなくなる不具合を修正しました。
  • PST Managerのメッセージや文言を修正しました。
  • pst initコマンドがhttpd用の設定ファイルをpst適用前に戻すように修正しました。

変更点

  • kusanagi-gifsicleに替えてgifsicleを使うようになりました。

3.0.0

新機能

  • サーバ(Global)とプロファイル(Profile)で分かれていたPSTのバージョンを統一しました。
  • サーバのPSTを一括で更新できるようになりました。バージョンアップ毎に必要だったpst initコマンドの実行が今後は不要になります。ただし、PST 2系 から PST 3系 へアップデートする初回のpst initコマンドは必要です。
  • リソースヒントの変更が最適化戦略の再生成を待たずに即座に適用されるようになりました。
  • PST Managerが新しくなりました。
    • UIを改善しました。
    • 「高速化戦略モード」を「スマートモード」「エキスパートモード」「デベロッパーモード」に刷新しました。
    • 最適化戦略の無効設定を分かりやすくしました。
    • engagement delayディレクティブでの戦略AI Davidの適用状況が分かるようになりました。
    • システム共通のログが確認できるようになりました。
  • pstコマンドが新しくなりました。
    • Pythonでリファクタリングしました。コマンドのオプションの一覧やエラーを検出できるようになりました。
    • kusanagiユーザで実行できるようになりました。
    • pstコマンドの最後にプロファイル名を指定できるようになりました。

変更点

  • wpディレクティブは廃止になりました。luaディレクティブを使用してください。
  • httpdはサポート対象外になりました。nginxを使用してください。
  • 各プロファイルのpage_speed_technologyディレクトリは廃止になりました。
  • PST Managerの「ステージング」は廃止になりました。変更を保存すると即座に適用されます。