workerディレクティブ(3.0.0)

共通の書式

workerディレクティブは以下の形式で記述します。

cmd

実行するworkerディレクティブ名を指定します。

スカラー(文字列)

ディレクティブ名ディレクティブ名を指定します。省略できません。

worker:
  scripts:
  - cmd: optimize

args

実行するworkerディレクティブのオプションを指定します。

シーケンス(マッピング) または マッピング

オプションは指定したworkerディレクティブにより異なります。各workerディレクティブを参照してください。

worker:
  scripts:
  - cmd: optimize
    args:
      ie11: true
      ie11_ab: true

apply

実行するworkerディレクティブを適用するパス、または、条件を指定します。
複数指定した場合はOR条件になります。

シーケンス(文字列)

パスworkerディレクティブを適用するパス、または、条件を正規表現で指定します。
デフォルトは、PST設定ファイルのglobal_excludeに指定したパス以外の全てのリソースに対して有効となります。

worker:
  scripts:
  - cmd: optimize
    apply:
    - ^/wp-content

exclude

実行するworkerディレクティブの適用を除外するパス、または、条件を指定します。
複数指定した場合はOR条件になります。

シーケンス(文字列)

パスworkerディレクティブの適用を除外するパス、または、条件を指定します。
デフォルトは、PST設定ファイルのglobal_excludeに指定したパス以外の全てのリソースに対して有効となります。

worker:
  scripts:
  - cmd: optimize
    exclude:
    - /wp-content/plugins

worker > images ディレクティブ

optimize

画像のリソース最適化の方法を設定します。

args

最適化の方法を複数記述できます。複数記述した場合は、先にマッチした条件が適用されます。オプションの指定がない場合、リソース最適化を行いません。

シーケンス(マッピング)

args > formats

画像のリソース最適化を適用するフォーマットを指定します。指定がない場合は画像のリソース最適化を行いません。

シーケンス(文字列)

pngpngファイルを対象に画像の最適化を行います。
jpgjpg/jpegファイルを対象に画像の最適化を行います。
gifgifファイルを対象に画像の最適化を行います。
webp最適化したファイルとしてWebPファイルを出力します。
jp2最適化ファイルとしてJPEG2000ファイルを出力します。
jxr最適化ファイルとしてJXRファイルを出力します。
args > resize

画像の最大解像度を指定します。縦、あるいは横の値が指定した値を越える場合、指定した最大解像度に収まるようにアスペクト比を維持して縮小します。画像を縮小することでファイルサイズが小さくなります。指定がない場合はリサイズしません。

スカラー(文字列)

横ピクセルx縦ピクセル解像度を指定します。
args > quality

画像圧縮レベルを指定します。低い値ほど圧縮されてファイルサイズが小さくなりますが、画質が劣化します。指定がない場合は変更しません。

スカラー(数値)

画像圧縮レベル1から100の値を指定します。
args > strip

画像に含まれるメタデータやコメントを削除します。画像表示に直接関係しないデータを減らすことで、ファイルサイズが小さくなります。指定がない場合は変更しません。

スカラー(ブール)

trueメタデータやコメントを削除します。
falseメタデータやコメントを削除しません。
args > gif_lossy

GIF画像を圧縮する際、許容する圧縮アーティファクトを指定します。値を大きくすると、ファイルサイズが小さくなりますが、圧縮アーティファクトが多くなります。指定がない場合は変更しません。

スカラー(数値)

圧縮アーティファクト30から200の値を指定します。
args > webp_lossy

WebP画像の画像圧縮レベルを指定します。低い値ほど圧縮されてファイルサイズが小さくなりますが、画質が劣化します。指定がない場合は変更しません。

スカラー(数値)

画像圧縮レベル1から100の値を指定します。

worker:
  images:
  - cmd: optimize
    args:
      formats:
      - png
      - jpg
      - gif
      - webp
      resize: 1920x1080
      quality: 80
      strip: true
      gif_lossy: 80
      webp_lossy: 75
    apply: .
    exclude: /wp-content/uploads/2019/

worker > scripts ディレクティブ

optimize

スクリプトのリソース最適化の方法を設定します。

args

最適化の方法を複数記述できます。複数記述した場合は、先にマッチした条件が適用されます。オプションの指定がない場合、リソース最適化を行いません。

シーケンス(マッピング)

args > ie11

IE11向けの最適化を有効にします。

スカラー(ブール)

true有効にします。
false無効にします。
デフォルトは無効です。
args > ie11_ab

IE11向けの最適化を有効にした際、A/Bテストを有効にして、よりファイルサイズが小さくなる方を適用します。

スカラー(ブール)

true有効にします。
false無効にします。
デフォルトは無効です。

worker:
  scripts:
  - cmd: optimize
    args:
      ie11: true
      ie11_ab: true
    apply: .
    exclude: /wp-content/themes/twentytwenty/

worker > stylesheets ディレクティブ

optimize

スタイルシートのリソース最適化の方法を設定します。

args

最適化の方法を複数記述できます。複数記述した場合は、先にマッチした条件が適用されます。オプションの指定がない場合、リソース最適化を行いません。

シーケンス(マッピング)

args > ie11

IE11向けの最適化を有効にします。

スカラー(ブール)

true有効にします。
false無効にします。
デフォルトは無効です。
args > ie11_ab

IE11向けの最適化を有効にした際、A/Bテストを有効にして、よりファイルサイズが小さくなる方を適用します。

スカラー(ブール)

true有効にします。
false無効にします。
デフォルトは無効です。

worker:
  stylesheets:
  - cmd: optimize
    args:
      ie11: true
      ie11_ab: true
    apply: .
    exclude: /wp-content/themes/twentytwenty/