HTTPレスポンスヘッダー(3.0.0)

はじめに

WEXAL® Page Speed Technology(以下、PST)では、戦略AI Davidがリクエストしてきたブラウザの環境に合わせて最適化戦略を生成し、Webサーバ側のPSTプラグインでWebサーバ処理後のHTTPレスポンスの文字列処理と書き換えを行います。

Webサーバ側のPSTプラグインの処理に応じて、HTTPレスポンスのHTTPヘッダーに情報を出力します。

HTTPレスポンスヘッダーを確認する

HTTPヘッダーは各HTTPクライアントから確認することができます。

curlで確認する

curlコマンドでHTTPヘッダーを確認できます。

[kusanagi@kusanagi8 ~]$ curl -s -I https://www.wexal.jp/
HTTP/1.1 200 OK
Server: nginx
Content-Type: text/html; charset=UTF-8
Transfer-Encoding: chunked
Connection: keep-alive
X-B-Cache: B=BYPASS:D=HIT
Link: <https://www.wexal.jp/wp-json/wp/v2/pages/486>; rel="alternate"; type="application/json"
x-pst-dynamic: HIT; 1.593 ms; L4
X-F-Cache: BYPASS
X-Signature: KUSANAGI
X-XSS-Protection: 1; mode=block
X-Frame-Options: SAMEORIGIN
X-Content-Type-Options: nosniff
Date: Mon, 23 Aug 2021 07:43:42 GMT
X-Page-Speed: 1.13.35.2-0
Cache-Control: max-age=0, no-cache

ブラウザで確認する

Chromeではデベロッパー・ツールより確認できます。

x-pst-dynamic

PSTが有効化されている場合は、x-pst-dynamicヘッダーに最適化戦略の状況を出力します。PSTが適用されていない、あるいは、有効化されていない環境では、このHTTPヘッダーは出力されません。

構文

x-pst-dynamic: 値; 時間[; レベル]

出力例

x-pst-dynamic: EXPIRE/CREATE; 1.680 ms; L4
x-pst-dynamic: HIT; 1.359 ms

HIT直前に生成された最適化戦略を適用します。
EXPIRE/CREATE直前に生成された最適化戦略を適用しますが、最後に生成されて一定時間を超えているため、最適化戦略を生成します。生成した最適化戦略は次のアクセスから適用されます。
MISS/CREATE最適化戦略が生成されていないため、最適化戦略がない状態を適用します。 最適化戦略を生成します。生成した最適化戦略は次のアクセスから適用されます。
EXPIRE/FAIL直前に生成された最適化戦略を適用しますが、最後に生成されて一定時間を超えているため、最適化戦略を生成しようとしましたが、失敗しました。直前に生成された最適化戦略があれば、引き続き有効になります。
MISS/FAIL最適化戦略が生成されていないため、最適化戦略がない状態を適用します。最適化戦略を生成しようとしましたが、失敗しました。引き続き最適化戦略がない状態になります。

時間

Webサーバにおいて最適化戦略の適用にかかった時間をmsで表示します。

レベル

最適化戦略のレベルを表示します。最適化戦略をデフォルトから変更していない場合は、レベルは表示されません。